最高のリーダーほど教えない
リーダーってなんでしょうね。
組織を引っ張る事
いう事を聞かせること
まとめること
責任を最後に持ってくれる人
時には嫌われることも覚悟している人
想像するのに、こんな感じでしょうか。
リーダーやりたい!
って人、生きてきた中で、だいたい5人に1人くらいが手上げてる印象。
「誰も居ないし仕方ないから」
てな感じであげる人も見てきたなー。
そういった役回り、そして、そんな前提でやっているのは自分をすり減らしてしまいませんか?
かといって、今のポジションから逃げるようなことはしなくない・・・・
どうしたらもっとうまくいくの!!!?
と、考えている人に、
本日は、そんなお悩みを解決してくれるような本を紹介します。
最高のリーダーほど教えない
アドバイスをする為に、まず相手の話をよく聞くはずが、
自分の事話しちゃってる瞬間ありません?
自分の人生観、価値観で経験してきたからこそ、話したくなるんですね。
多くの人は、自分のアドバイスが「正しい」と思い込んでいます。
もちろん、言われた側も、「この人のアドバイスで仕事を進めたらいいんだ」
と、素直に受け止めて実行に移すでしょう。
でも、そうやって指示されていることをそのままやり続けると、
いつまでたっても後輩に力はつきません。
リーダーの正解を実行するために、言われたことをやる。
というのは、後輩の考える機会を奪っています。
自分自身で考えて気づくから、力になっていくのです。
「気づく」とは、最高の財産です。
上司からアドバイスすることは、良い事ではありますが、
遠まわしでも自分で気づくことで人は成長するのです。
かといって、指示を出したあとに「気づくまで放置」ということでもないんです。
効果的な質問をし、相手を理解しながら相手の考え方に自分の目線をすり合わせていくことで、初めて気づかせることができます。
この本の中では、スマホを例えに表現していますが、
同じスマホをみても、
「四角いです」
「長細いです」
「ダイヤの形をしています。」
と言った具合に、
同じ物を見ていても、反ってくる言葉が違う場合があります。
これは、同じ物をみても、違う角度から見ているからです。
じゃあ、どうしたらいいかと言いますと、
角度を理解すればいいのです。
修正するのではなく、理解をします。
相手が見ている視点、思考の角度を合わせていくには、その人のことを知る必要があります。
性格や、家族関係や、どういった思考回路をもっているのか、それはどういった背景から発想された言葉なのか。
ここを合わせることで、アドバイスの仕方も変わっていく、と本には書かれています。
では、具体的にどのように質問すれば気づくアドバイスになるのか。
面接では、よく「WHY(なぜ)」を使って質問してきますよね。
私も経験がありますが、友達の事を知りたくてWHYを言いまくっていたら、
「面接みたいなんだけど。。。期待している答えなんか言えないよ」
なんて言われて、ショックを受けたことがあります。
ただ、目の前の人の理解をしたかっただけなのに!!!
こんなこと、やられたことがある人、もしくはやってしまった人いるのでは??
WHYは、受け取る相手によっては面接のような感覚で委縮してしまう可能性があります。それでは本末店頭ですよね。
なので、HOWを意識するのです。
相手に話させてばかりいると、「奪われた」という感覚に相手はなりますが、
こちらからも何かアクションすることで、対話が生まれるので、相手もリラックスして対話することができます。
例えば、「なぜそれを○○って思ったの?」を、「○○ってこういうこと?」と言い換えるだけです。
そうすると、相手の考えていることが分かりやすく、ズレている部分も明確になります。
そのため、その人の志向パターンがだんだん見えてきます。
そうすることで、「これをして。」と言うよりも、「あなたがこれやったら○○になって良くなりそうだから、これやってほしい」
といった仕事の振り方をするだけで、
相手にとってただの作業仕事も、意味がでてきます。
また、注意する際にも、「あなたは○○な経験があるっから、きっとこういう風に考えてくれたと思うんだけど、今回は○○な意図があるからもう一度修正してほしい」
と言ってあげれば、その人のことを理解し尊重してあげながらも、仕事に対しては自分自身で意味を見いだせるようになると思います。
また、人を理解する力が付くことで、仕事の割り振りも適切にできるようになる、と書かれています。
人を理解することは、経験することでどんどん分かるようになりますし、
これをおススメしてくれた私の尊敬している女性は、5分で人の心を掴むような、そんな穏やかな人でした。
いかがでしたか?
親切心でアドバイスをしても、周りの成長は見込めません。
リーダーも部下も、一緒に気づいて前進していくような、そんな最高の環境をつくるのにおススメの一冊でした☆